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2010年07月07日

木のお皿



最近は厨子やお仏壇で使う伝統的な仏具も同じ材料で作ることが多くなりました
伝統的な形や仕上げはあまり使わなくなりつつあります。
確かに金箔や漆塗りのものは扱いも大変で
使いづらい点もありますね。

宗教に対してあまり関心がないことも原因していると思います。
元々宗教心のない国民ですから仕方がないか?
江戸時代からの寺請制度の弊害でしょうか
仏教が小乗(一部の権力者のもの)から大乗(一般大衆)になったのは良いのですが。
お寺が戸籍を管理してお葬式屋さんになってしまいました。
どの家も必ずどこかのお寺に戸籍を登録していないと
切支丹とか邪教扱いをされた時代があったのは歴史上残念なことです。
本来の仏教はと言うと
儒教などと一緒に思想の一部に埋没してしまいました。
布教しないお寺さんのせいでもないし、誰のせいでもありませんね。
国民性ですから。

どうしたら残された人たちが救われるのでしょうか。
残さた人の思いをどうやって作り込んでいったらいいのか。
自問自答の毎日です。
  

Posted by 手仕事屋ふじしん at 19:21Comments(0)途中経過