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2013年02月20日
エンジュ材
吉祥寺のKさま
ようやく完成です
エンジュ材厨子、厨子には阿弥陀様の掛け軸が下がりますので真中にフックを付けてあります。
そうです浄土真宗大谷派なんです。でも本来は浄土真宗の場合はお仏壇のことをお内仏つと呼びます。
本山の東本願寺の阿弥陀堂の内陣(ないじん)、外陣(げじん)、はっきり言って内部をコンパクトにまとめて
お部屋に置けるようにしたのがお内仏と呼びます。お仏壇のことですね。
内陣は金箔で仕上げてあって金ぴかです。なのでお仏壇も金ぴかなのです。
厨子はそうではありません。
大切な信仰の対象を入れておく箱なのです。どちらも生きる力を与えてくれます。
チェスト
チェストには電気製品を置いておくためにスライド式の棚板が仕込んであります。
引き出しもスライド式です。本体もスライド自由です。
明日発送します
お楽しみに!
浄土真宗はご本尊を掛け軸で納めます。
南無阿弥陀仏の字でもいいのです。
信仰の対象は形ではないことを表しています。
仏像より絵像、絵像よりも字、心があれば形は何でもよいのです。
南無阿弥陀仏の念仏を忘れてはいけないのです。
ひたすら念仏を唱えることが浄土なのです。
タグ :エンジュ材厨子チェスト
2012年09月18日
桜材
秋田のSさま
ようやくここまで出来ました。
木目もきれいです
下の台もほぼ完成
これより漆を塗っていきます。
今日は扉を完成させて入り皮などのこまかなへこみを直していく作業です。
この作業をしっかりやっておかないと最後の漆塗装で
明暗がわかれます。
内部の柱を立てる回し組(斗共組)です。こちらも無事完成
これから入れ込んでみます
タグ :桜材お仏壇
2012年05月16日
さくらざい
長野のKさま
桜材民芸塗装仕上げお仏壇ここまで出来ました。
本体組み上げ
チェストも組み上げ
完了です!
これから内部を作っていきます。
大変ですが、内緒の構造や松乃彫りなど楽しみにしています。
今月末には木地がほぼ完成予定です。
塗装はその後です。
楽しみにお待ちください
タグ :桜材仏壇
2012年03月30日
サクラ材
サクラ材厨子30
5台限定作品
いよいよオイル塗装に入りました
後わずかで完成です
このサクラ材とても綺麗で良材です。
もっと大きなものを作りたかったのですが
材の長さがたりなかったのでこうなりました。
小さいですが本物です。
長く使っていただける方にご購入希望です。
数年後が楽しみなお厨子になりました。
タグ :サクラ材厨子
2011年12月13日
サクラ材
東京のN様
サクラ材かわいい厨子完成しました
娘様の写真を入れるフレームも完成
自分で言うのも変ですが何ともかわいいですね
使っていただくともっとかわいくなってきます。
使い込んだ人にしかわかりませんね。
もうすぐお届けします
今しばらくお待ちください
もう今年も後わずかになりましたが、
なんだか今年は3月11日に亡くなられた娘様の厨子に始まり
最後の作品も娘様のための厨子で締めくくりそうです
今年の漢字は”絆”になりましたが
手仕事屋と同年代のご家族の絆が強く印象に残る1年だったような気がします
こんな仕事をしていると
自分には精神的に少々重い仕事とも思える作品作りが時にありますが
その分
完成してお届けしたときのご両親の笑顔に出会えたとき
何とも言えない
役目をはたした充実感に心が癒されます
そして、多くの方の想いが心に残っています
言い過ぎかもしれませんが
何か見えない力に動かされているような使命感すら感じます
あらためて
ご縁があって手仕事やが作らせていただく作品達の
見えない力に感謝です
タグ :サクラ材厨子
2011年12月05日
曙塗り
群馬のY様
ようやく蒔絵が完成です
葡萄の感じはいかがでしょうか
葡萄の実はプラチナのうえに紫色を入れてあります
なんだか高級な葡萄に見えます
本体も組み上がっております
後は扉を取り付けるだけになりました
漆の色ですが写真のフラッシュをたいているので
赤く見えますが実際はもっと色は濃いめです。
今週中にはお届けできそうです。
2011年11月21日
曙塗り
群馬のI様
ようやくお仏壇が塗り上がりました
ここからが大変です。呂色磨きに入ります
写真の様にせっかく塗り上がったものを
もう一度2000番のサンドペーパーを使って
水で研いでいきます
写真の中の左側が研ぎ上がったものです
これを磨き粉で磨いていきます
粒子の粗い粉から順番に細かな粉まで
3回磨いては乾かしの工程を行います
只今1回目の磨き作業が終わり塗ムロに入っています
こんな感じですか
この作業が終わるといよいよ蒔絵の工程です
葡萄
がんばって描きますよ。
お楽しみに
2011年06月26日
書き方
このところ毎日位牌を書いています
どうやら巷では手書きで位牌を書く人がいないそうで
そのほとんどが機会彫り印刷だそうです。
手仕事屋は昔から漆で蒔絵筆を使って手書きしか知りませんでしたが
今の世の中、仏壇業界まで先端技術が取り入れられていたんですね。
お客さんから聞いてビックリです。
ということで今回は位牌の書き方をご紹介します。

まずは黄色い顔料を水で溶いて筆で描く場所にラインを入れます
定規を使って間隔を調整します。

全部ラインを引き終わりました

黄色の顔料を入れた生漆を使って蒔絵筆で書きます

書き終わったら少々湿気を加えてから、真綿に金粉を着けて漆にすり込みます。

綺麗に金粉が漆に着きました
気に入らない時はふき取ってもういちど書き直します。
納得いくまでやり直すのは亡くなった人に対して当たり前のことですね。
字が上手いかどうかはお客さまの判断ですが
手仕事屋は心を込めて無心で書きます。
こんな時は電話や来客があっても居ないことになっています。
よろしく!!
どうやら巷では手書きで位牌を書く人がいないそうで
そのほとんどが機会彫り印刷だそうです。
手仕事屋は昔から漆で蒔絵筆を使って手書きしか知りませんでしたが
今の世の中、仏壇業界まで先端技術が取り入れられていたんですね。
お客さんから聞いてビックリです。
ということで今回は位牌の書き方をご紹介します。
まずは黄色い顔料を水で溶いて筆で描く場所にラインを入れます
定規を使って間隔を調整します。
全部ラインを引き終わりました
黄色の顔料を入れた生漆を使って蒔絵筆で書きます
書き終わったら少々湿気を加えてから、真綿に金粉を着けて漆にすり込みます。
綺麗に金粉が漆に着きました
気に入らない時はふき取ってもういちど書き直します。
納得いくまでやり直すのは亡くなった人に対して当たり前のことですね。
字が上手いかどうかはお客さまの判断ですが
手仕事屋は心を込めて無心で書きます。
こんな時は電話や来客があっても居ないことになっています。
よろしく!!
2011年03月01日
特別なパソコンデスク

数年前にオーディオボックスを注文いただいた方からのご注文です
今度はパソコンデスクですよ~
二階のお部屋に設置するために階段を上らなければなりません
その階段をクリアーするためには全て分解組み立てが出来なければいけません
その他に本体の中程に各種コードを収納するスペースを創ることになりました
(パソコンの周辺はどのお宅もコードがすごいですよね)
(周辺機器も収納しちゃえ~ってわけです。)
(スペースの正面には取り外しが出来る幕板も付けます)
その正面には幅900ミリで引き出しも付けます
その下にはA4版のファイルが入る観音開きのスペース
プリンターを乗せる棚の高さも低めに設定
ミリ単位の設計でしたが、作るときもミリ単位です
なかなか手間の掛かる仕事ですね。その分やり甲斐もありますが
幅が900ミリ奥行きは750ミリで、かなり大きいですね
見事に設置できました
ウォールナット材はオイルを塗ると綺麗ですね
今回は4回も塗り込んでありますので、鈍い艶が出てきています。
それから
オーディオラックですが現在はテレビボードになっております。
何年かぶりにお邪魔して見せていただきましたが
未だに変わりなく(ウォールナット材)
色だけが優しい色に経年変化していました。
大切に使っていただいているようで、
私もうれしい限りです。
デスクも末永くお付き合いくださいね
2010年10月29日
ウォールナット材
東京のFさま
ウォールナット材
お仏壇とチェストが完成です
オイル塗装も終わり重ねてみました。
かなり大きく感じますね
チェストは幅が600ミリですがお仏壇もそれに合わせていますのでそう感じるのでしょうね。
引き出しの出し入れはご注文通りつまみは付けていません。
すっきりとシンプルに見えます
なかなかいいですね~
お部屋に置いたときのすがたを想像しただけでも
思わずうなずいてしまいます。
中には写真のフレームと繰り出し位牌が入ります。
もちろんこれもウォールナット材で完成しています。
後は
テレビボードのみとなりました。
お楽しみにお待ちください。
2010年10月29日
欅材
総欅材のお仏壇
ようやく仮組です
現場で組み立てですので最短の時間で仕込みが出来るように
金具や蝶番は仮組状態の本体に合わせて打ちます。
銅板の1,2ミリ厚ですので、かなり重厚ですね
欅の杢目に負けてないようです。
後は
来週お客様のご自宅で組み立てを待つばかりとなりました
組み立てには釘は一切使いません
くさびだけで組み立てますのでおよそ1時間ぐらいでしょうか
楽しみにお待ちください。
タグ :欅材お仏壇
2010年10月19日
ウォールナット
藤木様
ご注文のチェストが完成!
只今、オイルを塗っております。
こんな感じでオイルを塗っていきますが
白っぽい木地ですが
オイルを塗るはじから綺麗な木目が現われてきます。
この瞬間がたまりませんね
木取りから悩みに悩んで選択した杢目がここでその成果が出ます。
綺麗に仕上がるとついつい興奮してしまうのは
ものつくり人
のみぞ知る快感でございます。
まだまだ何回もオイル塗りますよ
今しばらくお待ちください
2010年08月04日
チーク材サイドボード
東京のsさま
チーク材のサイドボードここまで完成です。
チークの無垢材は珍しいです。貴重な作品となりました。
何代も大切に使ってほしいものですね。
あと少しで完成です、今しばらくお待ちを!
納期には間に合いそうです。ホッ!
タグ :チーク材
2010年07月21日
木壁画
サクラ材とクルミ材です
二種類
蓮の花
ナツツバキ
です。
寺島様
ようやく木壁画完成です
いかがでしょうか。すばらしい出来ですね。
やっぱり、木壁画はシンプルが一番良いですね。
オイルを塗ると木の色が発色します。
お楽しみに
あと少しで完成です。
今しばらくお待ちください。
今日からオイル塗装を始めました。
タグ :木壁画
2010年07月14日
サクラ材
サクラ材の壁掛ですね
外側の扉を開けると中には
サクラ材のフレームが入っています
もちろん取り外しが出来ます。
フレームの中には台紙代わりの
10カ所の楕円形にくり抜かれたカエデ材の板が入っています
ここには写真を入れるそうです。
なぜ、楕円がきちんと並んでいないのか?
わかりません
お客様のご指定の場所に開けたものです。
空いたスペースにはご本人が彫刻をすることになりました。
がんばってください。応援しています。
こんな風にお客様との共同作品も良いものですね。
完成は何年後か楽しみです。
完成したらまた見せてくださいね。
これもお仏壇でしょうか?厨子でしょうか?
手仕事やにはわかりません
お普通壇ですね。たぶん・・・・
2010年07月13日
ウォーナット材正道さま
ようやくここまで出来ました
ほぼ完成です
華頭窓、サクラの彫り、扉、(華頭窓は取り外しが出来ます)
照明は無事に取り付け完了です。1箇で十分の明るさですよ。
後は
背中の板、扉の組子、オイル塗装、
で完成です。
完成が楽しみです。
もうしばらくお待ちください。
2010年07月07日
木のお皿
最近は厨子やお仏壇で使う伝統的な仏具も同じ材料で作ることが多くなりました
伝統的な形や仕上げはあまり使わなくなりつつあります。
確かに金箔や漆塗りのものは扱いも大変で
使いづらい点もありますね。
宗教に対してあまり関心がないことも原因していると思います。
元々宗教心のない国民ですから仕方がないか?
江戸時代からの寺請制度の弊害でしょうか
仏教が小乗(一部の権力者のもの)から大乗(一般大衆)になったのは良いのですが。
お寺が戸籍を管理してお葬式屋さんになってしまいました。
どの家も必ずどこかのお寺に戸籍を登録していないと
切支丹とか邪教扱いをされた時代があったのは歴史上残念なことです。
本来の仏教はと言うと
儒教などと一緒に思想の一部に埋没してしまいました。
布教しないお寺さんのせいでもないし、誰のせいでもありませんね。
国民性ですから。
どうしたら残された人たちが救われるのでしょうか。
残さた人の思いをどうやって作り込んでいったらいいのか。
自問自答の毎日です。
2010年01月19日
ご無沙汰です
このところのドカ雪で除雪やら雪下ろしやらで
更新が滞っておりました
しかし
仕事は着実に進んでおります
お馬さん
途中経過です
目を直して
コレがまた大変でまぶたを切開して
ガラスと綿を取り出して新しい綿と目入れなおしてもう一度接着
体を直して
木の割れに樹脂を注入
上に和紙を張っていく作業です
それから
只今1回目の下地を塗っております
明日あたり
1回目の胡粉を塗れそうですね
お楽しみに
2009年05月06日
ようやくここまで
長野市のTさまへ
ようやくここまで出来ました
後は扉の絵を描いて取り付ければ仕上がりです
もうしばらくお待ちください
連休中にがんばりましたよ~
今週中には完成予定です
5月の半ばにはお届けできそうです
お父さんによろしく
2009年04月13日
ようやくここまで
ようやく木地が完成です
これからオイルを塗ります
材はウォールナットですので化学塗料よりも
自然のオイルが一番ですね
食品衛生試験合格ですね
口に入っても安全と言うことですか
最近は密閉されたお部屋が多いですから
有機溶剤を使用した塗料は厳禁ですね
でも
オイルの場合木肌がそのままですので
普段のお手入れが大変ですが
タオルなどの布で拭くだけできれいになります
磨き込むと鈍いつやが出てきます
使う人が磨いて仕上げていく感覚です
数年すると自分にとって大切な逸品になるはずです
2009年04月07日
制作中
木取りから始まってここまで出来ました
材はウォールナット
中に仕込む回し升組みは完成です
カトマンズにある仏塔をイメージしています
カトマンズは世界遺産になっていますが
木と土を使った建物がすばらしいですね
日本にもありそうですが3階立てや4階立てまでは日本にはありませんね
信仰も日本に似ています
いろいろな宗教が混在していますが
共に共存できる文化です
原始アミニズムの進化した社会なのでしょうか
うらやましいです
2009年02月08日
j組み立て その2
さて
ご宮殿を組み立てて
本体に組み込みました
欄間(らんま)も仕込んで
本体がようやく形になって参りました
(やや興奮気味)
さて、この後はどうなるでしょうか
完成が間近です。お楽しみに!
(完成間近のこのドキドキ感がものつくり人にはたまりません)
ところで、昨日から雪像作りが始まりました。
せっかく雪を積んだのに
昨夜の雨で溶けないか心配です
今日も3:00から雪像作り
がんばんべ~
2009年02月05日
ケヤキ厨子
ホゾ切り作業も終わり
本体ようやく仮組み立てです
そんでも
相変わらずケヤキは堅やな~
タモやサクラも堅けど違った堅さがあるわな
タモは野球のバットになるけんど
ケヤキは何で野球のバットに使わねんかや~
作れば飛ぶかもしんねな
一度作ってみるか!
2009年01月31日
漆塗り始めました
ようやく漆を塗り始めました
まだ1回目です
これだけ大きいと
取りかかるに
かなりの度胸と集中力が必要です
そんなこんじゃ
まだ、修行がたんねが
なーおえ
したの台の引き戸です
杢目がきれいに出てきました
仕上がりが楽しみです