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2011年01月26日

サクラ材




行ってきました東京へ
東京都のm様お世話になりました
リフォーム後のご自宅に無事に設置でき
お父様のお位牌を入れました。
サクラ材の厨子と机(文机)です
将来文机として使えるように足には取り外しできる
仕掛けをしてあります。
現在の高さは45㎝取り外すと33㎝の高さになります。
現在の高さはお母様が椅子に座ってお参りするにちょうど良いと思います。
膝の悪い方が多いので最近は台も少し高めにしておいた方が良いでしょう。
厨子も扉は壁の内側に付けてありますので
狭い場所に置いても扉は必ず開きます。
とても喜んでいただき私もうれしいです。

お話しの中で
私のPTAでの知り合いの先生とも仕事でのご親交があり
世の中の狭さに驚きました。
いやいや会うべくしてお会いしたのかもしれませんね。
ご縁があったのです。
手仕事やの仕事の場合全てが繋がって行くことが多いのです。
ものづくりの仲間入りですね。
ですから手抜きは出来ません。
ただ、木という生き物が相手ですから
彼らが使う人のお宅の環境でどんな動きをするかわかりません
末永くお付き合いくださいね。
具合が悪くなったらすぐに手直しに伺いますので
今後ともよろしくお願いします。



  


Posted by 手仕事屋ふじしん at 13:12Comments(0)ご依頼の作品集

2011年01月19日

草木染



長野のk様です
針桐材の草木染です
形は家具のようですが中身はお仏壇ですね
新築されたご自宅の一部屋を和室にして収納しました。
家具のようですが扉を開いた所なんかは
なかなかいいですね
最近は長野市内でもこういったお仏壇や厨子(私の場合はお普通壇)
を求める方が増えましたね。
従来の金箔を貼ったものは少なくなりました。
そうかと言って黒檀や紫檀材もやはり少ないですね。
日本人らしく機能優先で余計な華燭を好みませんね。
国産材にこだわる方も多くなりました。
外国産のお仏壇の品質保証がありませんので、当然かもしれません。
もしもの時誰も直してくれませんよね。
毎日使うものほど本物を使って欲しいものです。
直しては使い、直しては使い
そうして何年も使いこんでようやく
自分の”もの”になるような気がします。

  


Posted by 手仕事屋ふじしん at 18:21Comments(0)ご依頼の作品集

2011年01月12日

ウォールナット材



八王子まで行ってきました
93才になるおじいちゃんからのご注文です
お手紙とお電話でのご注文でしたが
何度かの図面のやりとりでようやく完成
奥様のお位牌を入れるための厨子です
お部屋のコーナーに設置してみました
お元気な方で毎朝ベットの上で30分間筋トレをしてから起床
毎日ご自分で買い物や炊事洗濯もしているそうです。
手仕事やが伺ったときもお茶を入れてくれたり
お漬け物を出してくれたり
ありがたかったです。
いやいや、関心・感動しました。
木工が大好きで自分でも作るそうで、作品をいくつか見せていただきました。
お茶を飲みながら、話が弾んでしまい、お昼近くまでお邪魔してしまいました。
最初
制作途中では心配しながら作っておりましたが
お会いして見てすばらしい方で勇気をいただいて帰ってきました。
年齢で人を判断してはいけませんね!
手仕事やも見習ってとにかく100才まで”ものづくり”に励もうと、
帰りの車の中で一人誓うのでありました。

ありがとうございました。

  


Posted by 手仕事屋ふじしん at 18:07Comments(0)ご依頼の作品集

2011年01月08日

チーク材



10年ほど前にチーク材の厨子をご注文のお客様です
大切に使っていただいておりチーク材も良い色になっていて
うれしかったです。この厨子は
お位牌や仏像は一切入れず、背板に戒名の板を仕込んでいます。
戒名は彫り込んで群青の色で仕上げています。
ご主人と奥様の両方のご先祖様を入れています。
お二人とも北海道のご出身で今は横浜にお住まいです。
この厨子はなんと食器棚の中に収まるように作られています。
ご実家からいただいた形見やらお札を収納するところがないので
今回内部に引き出しを仕込んでほしいとのご依頼です。
2枚の写真の違いがわかるでしょうか。
内部の壇を外してその代わりに引き出しを入れました。
ピッタリですね~
先頃リンゴを持って納品に行ってきました。
大変喜んでいただきました。
これからも大切にお使いくださいね。
  


Posted by 手仕事屋ふじしん at 14:51Comments(0)ものつくり

2011年01月07日

欅材



今までにない一番小さな厨子を作りました
高さは18㎝程です。蝶番も特製です。
欅材で漆を塗りました。小さいけれどどっしりとしております。

お父様のお骨を入れるそうです。
喉仏が綺麗に残ったと言うことで、息子さんに依頼されました。
この仕事を始めて4例目ですね。
なかなか喉仏が綺麗に残る例は少ないようです。
この方もだいぶ悩まれたようですが
あまりに綺麗に残ったので土に返すのはかわいそうだと言うことでした。
御仏壇の中に置くそうです。
大切にお祀りくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。  


Posted by 手仕事屋ふじしん at 18:14Comments(0)ご依頼の作品集

2011年01月07日

茶色乾漆(ちゃいろかんしつ)



昨年の暮れようやく完成です
茶色(うるみ)の乾漆塗りですね
扉の蒔絵はもちろんサクラです
金具も銀を使っています
小さいけれど本物です。
表はいぶし銀、内側は少しいぶしてあります。
  
タグ :茶色乾漆


Posted by 手仕事屋ふじしん at 17:59Comments(0)ものつくり