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2012年09月26日
修復しました
小布施のS様
お仏壇・分解・修復・塗り替え
金具を除いて全て私がやりました。(蒔絵もね)
ようやく完成、設置ができました。
新品とまったく一緒です(古い塗装は全て剥いでから)
6月にお預かりして3カ月ようやく完成です。
お預かりに伺ったときに見せていただいた領収書には昭和40年と書いてあり
私の親父の名前がしっかりと書いてありました。
45年ほど前の領収書をちゃんと保管してくださっていて。ありがたい限りです。
そのことを親父に話すと納品のときは一緒に連れて行け~。
ということで当日はS様のお宅のおばあちゃんと話が盛り上がり
横で見ている私は
「職人っていいものだな~」とつくづく感じましたよ。
今回の領収書には私の名前を書きました。
さてこれからまた40数年後元気でいられるかな~
いや、元気でいなくちゃね!
ファイト~です。
タグ :仏壇修復塗り替え
2012年09月22日
桜材
桜材民芸塗装
2回目の塗装が仕上がりました
鈍い艶が出てきました、1回目の捨てずりからはだいぶ色が濃くなり木目もよく見えるようになりました。
扉の木目もよく見え色もそろっています。
とくにチェストの天板の木目が美しいです。
まだこれから2回塗りますが仕上がりによってはもう一回塗ります。
そのたびに木目と色に深みを増していきます。
さてどうなるのか
お楽しみに!
2012年09月22日
桜材
秋田のS様
桜材お仏壇
塗装を開始しました。1回目の捨てずりといいます。
木地の色を調整することと、木目の導管を止める意味があります。
すでにさくら独特の木腑が浮かび上がっています。
塗り重ねるたびに深みのある模様に変わって来るはずです。
最初の木取りの真価が問われる工程でもあります。
均一ないい色と模様が現れています。
仕上がりが楽しみです。
お楽しみに。
2012年09月20日
厨子
朱の漆をベースに新しい厨子を創ってみました
正面は八画わずかに張り出しています
内部は金粉仕上げ
彫刻は最小限におさえて欄間は金粉仕上げの筬欄間
金具は白銅の手打ちシンプルに厚い板で重厚感を出しています。
蒔絵は伝統的な図柄ですが張り付けたようにデフォルメしてあります。
最後に塗りですが
朱漆をベースに曙をイメージして磨き上げてあります。
普段は濃い茶色ですがライトアップした瞬間に明るい朱色が浮かびます。
照明や日の光の明度によって朱色の濃さが変化するのです。
長年使いこむことでベースの朱色の発色も変わってきます。
使う人によって漆の色の完成度が変わるのも
日本人の元来持っている物にも命が宿る、魂がこもる。
といった自然信仰にも繋がる意味を込めています。
タグ :曙塗り厨子
2012年09月18日
今年も来ました中学生
今年も城南中学の子供たちが職場実習に
なかなか挨拶もしっかりできます。
仕事への集中力も続きます。
素晴らしいですね、
彼らには道の駅に置く槐材(えんじゅざい)の色紙額を作っていただきました。
最初からでは無理なので最後の仕上げの工程です。
これも重要な工程なんですよ。
2日間の実習でへろへろになって終了!
お父さんの仕事の苦労がよくわかりました
とても疲れました、ありがとうございましたの感想!
に
感動しました
タグ :槐材