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2012年08月20日

茶色乾漆



茶色の乾漆塗り仏壇です
表面が少しざらっとしています。どう表現したらよいのやら。難しい・・
重量感、高級感があり実際に塗膜も丈夫です。
亡くなられたご主人のためのお仏壇です。
私にとっても想いの深い作品になりました。
若かりし頃家具作りを教わった師匠の方です。
長野、松本まで行っては、時には飯山まで来ていただいたり。
楽しく叱ることもなくただ想いを語るだけの方でしたが、厳しさが言葉の端端ににじみ出ていました。
今では考えられないくらいの物作りに集中している自分を思い出します。
がちがちでしたね。
もっと肩の力を抜けばいいのに、緊張はしていないのに気合いだけが先走り
夢中で教わりましたね。そんな事って過去にないですか。
その気にさせてくれる。学者のような職人さんでした。
こういう人はもう日本にいなかもしれない、寂しい限りです。
今度は自分がその人みたいになれたらいいな~と思うけど。無理ですね。
とうてい及ばない。


  


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2012年08月20日

修復



修復です
おじいちゃんが昭和の初めに求めた昔ながらの金仏壇を修復塗り替えしました
詳しい年代がわかりませんが、どうやら東京オリンピックの頃らしいです。
五十年近くは経過している事になります。
分解修復できると言うことはいいですね、それだけ長く使っていただけますし、
思い出もたくさん埋め込むことも出来ます。
家族のメモリアルボックスそのものですね。
蒔絵は新たに描きましたが、桐に鳳凰をボタンに鳳凰に変更。
漆の色も黒から溜色に変更
金具も外回りが金色で派手と言うことで、茶色に変更。
仏具もこれを機会に浄土宗ように変更
浄土宗らしくなりました。

  
タグ :修復仏壇


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2012年08月20日

溜塗りお仏壇



中野のKさま
お待たせしました、ようやく間に合いました
入魂式1日前に完成です。最後の蒔絵が手間取りました。
でも、手は一切抜いていませんよ、ご心配なく。松に鶴は時間がかかるのです。ご理解ください
娘様のご紹介でしたが、やはり絵に想いを仕込まれましたね。
よく見ないとわかりませんが、山菜をいろいろと書き込んでおきました。
後でゆっくりと探してみてください。
お父さんの思い出一杯のお仏壇が完成です。
今は色が濃いめですがゆっくりとベースのベンガラ色が出てきます。
使うほどに味が出ますので、気長におつきあいくださいね。
ご家族でよきお盆をお迎えください。
今後ともよろしくお願いします。

  


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2012年08月20日

チーク材



飯田のYさま
無事に設置が出来ました。ピッタリでした。よかった~
隙間を3ミリぐらいに設定して高さを決めましたので、少々心配でしたがよかったです。
チーク材の色も書棚の材質と似ていて入れてみて納得。
チーク材を選んでいただいたわけがわかりました。
分解可能に仕立ててありますので何かあったらご連絡をください
お父さんもようやく落ち着いてよいお盆をお迎えくださることでしょう。
暑いさなかにお邪魔してご迷惑をかけました。
今後ともよろしくお願いします。
  


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