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2012年07月16日
四季の花お仏壇
中野のKさま
お待たせしました
扉は6枚仕立て
曙塗り、蒔絵は四季の花を仕込みました。
金具は銀、経机も曙塗り、
奥様が好きだった花を描いてみましたが、いかがでしょうか。
今までに見たことのないお仏壇になりました。
私も初めての経験でどうなるか、想像はしていましたがこんなにかわいい仏壇になるとは・・
お部屋の明るさで朱の色も微妙に変わります。
元気が出る色ですね。
若くして亡くなられた奥様の分までがんばって生きていける。
そんな決意、希望、K様の想い、子供たちの想い、そして私の想い
「がんばってください」頑張らなくちゃいけないのです。
応援しています。
只今、佐藤君が想いを込めて写真を入れる額縁を作っています。
楽しみにお待ちください。
2012年07月16日
茶色乾漆
長野のSさま
茶色乾漆、蒔絵はサクラ、銀製金具、
長らくお待たせいたしました。ようやく納品できました
とても喜んでいただき私もうれしいです。
大工さんをしていたお父さんも喜んでいてくれると思います。
生前お父さんにいただいた材料を使って
只今額縁を制作中です。楽しみにお待ちくださいね。「無量壽」です。
2012年07月16日
2012年07月16日
サクラ材
長野のKさま
無事に納品設置できました。
将来リビングに置いても差し支えないようにデザインから考えました。
民芸塗装、サクラ材、ご先祖様となったおじいちゃんの想いも作り込みました。
将来、次の世代が必ず大切にしてくれることでしょう。
Kさま家の根っこをしっかりと作り込むことで次の世代の子供たちも
しっかりと社会に根を張って生きていけるはずです。
ここ数年
20年以内に製造されたお仏壇が処分のため私の工房にたくさんやってきます。
なぜでしょう。
世代が代わり次の世代が捨ててしまうのです。
大きさもありますし、生活環境が変わって住宅やマンションに置けないのです。
もったいない話です。
真新しいお仏壇を前に工房の職人も私も心を痛めます。
先代たちがどんな想いで購入したのかと思うとどう処分していいのか?
私は思うのです
「自分の工房では将来捨てられるものは作らないようにしよう!」
最近の私の工房のメインテーマです。
これからも生活環境はどんどん変わっていくでしょうが
変わらないものがありますし、伝えなければいけないものもあります。
素材も限りがあります。100年以上の木を使う以上
100年使っていただかないと枯渇してしまいます。
より慎重に
想いを形に
大切にしてもらえるものを・・・・