サクラ材

手仕事屋ふじしん

2011年06月20日 18:29



東京のSさま
弟子共々お世話になりました。
特注品ですW450、H600、D350サクラ材オイル仕上げ
先のブログで紹介した厨子です。設置してきました。
まさにサクラ材の厨子のためのスペースですね。
亡くなられたお父様が作られたスペースです。
和のスペースに丸みを帯びたデザインのさくら材がよく似合います。
日本の色ですね。(心が落ち着きます)
出来たてですので、まだ色はピンク色ですが一年後には褐色になるでしょう。
無垢材ですのでS様のお宅の環境になじむまではまだ完成ではありませんね。
1年ほど掛けてサクラ材が動きます。
毎日使っていただいて家族の一員になると思います。家族が一人増えたと思ってくださいね。
お母様と娘様にはとても喜んでいただきました。
このお部屋に入るたびに毎日が元気で過ごせますように祈っています。
帰りには
私の母の墓前にとお土産までいただいて恐縮しております。
帰ってから早速お仏壇にあげさせていただきました。

仏壇作りをしていると、
施主様がお仏壇に向かって手を合わせたとき(亡き人に向かい合ったとき)
の気持を感じるときがあります。
この厨子の場合、扉を二度作り直しました。
なぜだかわかりませんが、心に靄がかかったようで不思議でした。
三度目にはバッチリでしたよ。スッキリ!です
末永く大切にお使いください。




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