りょうたくんのお仏壇
りょうた君のお仏壇
お家の新築に合わせて江戸時代から受け継がれたお仏壇を修復することになりました。
お爺ちゃんが亡くなって数年、お父さんはお仏壇をどうしようか悩んでいました。
持ち上げると底が抜けているし扉は取れているし
障子はどこかに無くしてしまって付いていませんし
引き出しもバラバラですし
新しいお仏壇に取り換えてしまおうか、先祖が大切にしてきたお仏壇を修復できるのだろうか?
悩んでいたのです。
そこで
手仕事屋の想いは
古いものを大切にすべきだ。
それも自分の先祖が作って何代にもわたり100年以上使ってきた。
りょうた君にH家の歴史を知ったうえで
将来この家に生まれてきたことを誇りに思ってほしい。
そのためには
このお仏壇を捨ててしまってはならない
100年以上経過した古いお家に残った唯一つの大切な物。お仏壇はそういうものなんです。
歴史をつなぐ想いをつなぐための子供たちへの大切なメッセージが詰まっています。
だから
お父さんはりょうた君へそんな思いを託して修復することにしました。
そして修復完了!
設置する時、お父さんの想いが通じたのかりょうた君はバリバリでお手伝いをしてくれました。
手仕事屋はうれしくて涙が出ました。りょうた君が立派な大人に育つと確信したのでした。
これからまた100年H家のために頑張っておくれお仏壇。
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