サクラ材
長野のKさま
無事に納品設置できました。
将来リビングに置いても差し支えないようにデザインから考えました。
民芸塗装、サクラ材、ご先祖様となったおじいちゃんの想いも作り込みました。
将来、次の世代が必ず大切にしてくれることでしょう。
Kさま家の根っこをしっかりと作り込むことで次の世代の子供たちも
しっかりと社会に根を張って生きていけるはずです。
ここ数年
20年以内に製造されたお仏壇が処分のため私の工房にたくさんやってきます。
なぜでしょう。
世代が代わり次の世代が捨ててしまうのです。
大きさもありますし、生活環境が変わって住宅やマンションに置けないのです。
もったいない話です。
真新しいお仏壇を前に工房の職人も私も心を痛めます。
先代たちがどんな想いで購入したのかと思うとどう処分していいのか?
私は思うのです
「自分の工房では将来捨てられるものは作らないようにしよう!」
最近の私の工房のメインテーマです。
これからも生活環境はどんどん変わっていくでしょうが
変わらないものがありますし、伝えなければいけないものもあります。
素材も限りがあります。100年以上の木を使う以上
100年使っていただかないと枯渇してしまいます。
より慎重に
想いを形に
大切にしてもらえるものを・・・・
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